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2008年6月15日日曜日

症状について

躁状態とうつ状態が交互に現れる躁うつ病では、うつ状態と躁状態が同じくらいの感覚でやってくるもの、うつ状態が長くて、躁状態が短いものやその逆のケースなど、人によっていろいろなパターンがあります。

躁状態になると、全てが楽観的になり、気分は爽快で気力が充実し、睡眠時間が少なくても元気に過ごせます。
口数が増え、しゃべり方も流れるようにスムーズになり、あらゆるものに興味を示します。表情もいきいきとし、自分が偉くなったような、何でも出来るんだという誇大妄想に陥ります。

自分がお金持ちになった気分になり、非常識的な浪費、ギャンブルなどに走り、問題を起こすこともあります。
思考、行動面でも抑制がきかなくなり、考えが次から次へと湧き出し、朝から晩まで友人を訪ねて歩いたり、深夜でもおかまいなく電話をかけて話をします。
こうしたことを非難されると、些細なことでも興奮し、攻撃的になります。
さらに症状が進むと、落ち着いていられず、大声で歌を歌ったり、踊りまくったりするという行動もみられます。

こうしたことを周囲から非難されたり、無理やり抑えつけようとすると、激しい興奮状態になり、乱暴することもあります。
躁からうつに移行する境目や、躁とうつの混じった状態では、感情、思考、意欲などがばらばらになり、不機嫌で怒りっぽくなることが多くなります。また、うつ状態になると、うつ病の症状が現れます。